札幌校の授業の中で、人気が高い授業のひとつが理科です。毎回、楽しい実験をしています。
今回は、『シャボン玉をフワフワ浮かせる実験』と『ダイラタンシー実験』の二つの実験を行いました!
まずは、『シャボン玉をフワフワ浮かせる実験』から。
初めに、水に重曹とクエン酸を溶かします。
すると、ブクブクと泡が立ってきました!
重曹は炭酸水素ナトリウムという物質なので、クエン酸などの酸性の溶液と反応して二酸化炭素が発生するのです。
その上でシャボン玉を吹いてみると…
フワフワと浮きました。
二酸化炭素は空気よりも重いので水面近くに溜まり、中に空気が入ったシャボン玉が落下してくると、浮力と重力のバランスが取れる一定の高さで高さで静止します。
「おぉ~!浮かんでる!!」と生徒は驚いていましたよ。
続いて、『ダイラタンシー実験』を行いました。ダイラタンシーとは、ゆっくり触るとドロドロなのに、素早く叩くと固くなる現象のことです。
まず、片栗粉と水を混ぜ合わせます。
それをゆっくり触ってみると…ドロッとした手触りです。
しかし素早く触ってみると…固く感じます!!
水に溶けない粒と水が混ざると、粒の周りを水が包みこみ湿った状態になります。
しかし、素早く力を加えると、衝撃で粒同士が並びます。粒と粒の間に隙間ができ、その隙間から力が加わっていない部分に水が逃げていき、力が加わった部分は水が無くなり乾いた状態になるので、固くなるのです。
「この現象は、防弾チョッキを作る時に使われてるんだよ!」と生徒が教えてくれました。
今回の実験も面白かったですね?次回の実験も楽しみです。