「演劇表現」の授業、今回は「演劇作品の役割」についてお話を聞きました。
脚本、演出、役者、照明、大道具、小道具、衣装、音響…と、一つの舞台を作るための役割はたくさんあって、それぞれが専門性を持ったスタッフによって構成されている、と聞きました。しかし、最初から専門性があるわけではなく、見よう見まねで始めた人、役者をやっていたけど裏方の方が得意だからと立場を変えた人もいるそうです。
今回は、「何をやってみたい?」と先生に聞かれて、「衣装」「小道具」「照明」という声が出ました。
「では、照明をやってみようか」ということで用意されたのは、本物のピンスポットライト。舞台上で、観客の視点を集めるために、狭い範囲に強い光を当てるライトです。先生が歩くスピードに合わせて、顔に当てたスポットライトも移動させなければなりません。
ただライトを当てるだけ、といっても舞台上の役者と呼吸を合わせるために意思の疎通が大事です。実際の舞台では場所が大きく離れています。ではどうするか。照明さんもお芝居の内容を理解し、役者とタイミングを合わせる練習を重ね、全体でのリハーサルを行います。衣装や小道具、大道具も、準備や制作、さらにはリアリティを出すための汚しなど、たくさんの時間と労力がかかるのですが、こうして作り上げていった舞台が完成する時、達成感が生まれるのだそうです。
それは、「やってみないと味わえない」こと。実際の舞台でありませんが、照明を触らせてもらった感想は、「むずかしかった…」でした。でもそれも、やってみないとわからないこと。いい経験になりました。
東京大志学園福岡校で、いろんなチャレンジをしませんか。時間をかけて体験を重ねることで、好きなことが見つかったり、苦手が克服できたり、いい変化が生まれると思います。まずは「最初の一歩」、見学のお申し込みをお待ちしています!