朝、登校してくると教室の手前に何やら水槽が。中にはコウイカが4匹も泳いでいました。
「今が旬です」と言われて、つい『美味しそう』と思ってしまいましたが、これは『ワクワク理科実験』という授業で解剖をするために用意されたものでした。「いつか魚を捌いてみたい」という生徒の要望もあり、土師先生が前日の深夜に釣ってきたのです。
イカの生態や体の構造をひと通り聞き、いよいよ解剖です。まずは胴体と足を切り離し、内臓が見えるようにします。
コウイカは別名「墨イカ」とも呼ばれ、とにかくテーブルの上が墨だらけ。最初はどこをどうしていいか、おっかなびっくりで触っていた生徒たちも、ついに墨だらけでツルツルすべるイカと大奮闘。卵巣、肝臓、眼球、筋肉の向きや軟骨の硬さ…いろいろな説明を受け、みんなが観察する眼差しは真剣そのものでした。
最後は「コウイカは今が旬」の言葉通り、鮮度が落ちる前にみんなでお刺身や天ぷらにして、美味しくいただきました。理科実験と調理実習の二つが体験できた1日でした。
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※今回の理科実験、調理実習では、冷却によるイカの鮮度の保持、実験器具や手指の消毒、手袋使用、他の人が触ったものは食べない、距離をとって黙食、換気の徹底など、食中毒や感染症の対策を講じたうえで行っています。