【生徒向けメッセージ】がんばれない日は、心が休みたいとき

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がんばれない日は、心が休みたいとき

「今日も学校に行けなかった」
そんなふうに、自分を責めていませんか?
まわりの子は登校しているのに、自分だけ止まっているような気がする。
「なんで自分はできないんだろう」と、悩んでしまう日もあるかもしれません。

でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてほしいのです。
人はだれでも、「安心できる場所」がなければ、前に進む力は出せません。

これは心理学で「マズローの欲求階層」と呼ばれる考え方です。
まずは、体と心が安全で安心できること。
それが満たされて、はじめて「何かをしてみよう」という気持ちが生まれるのです。

だから今あなたが「動けない」「行けない」と感じているなら、それは「心が休みたい」と教えてくれているサインかもしれません。
無理にがんばろうとしなくて大丈夫。

まずは、あなたが安心できる場所や時間を大切にしてみてください。
ベッドの中、好きな音楽、動画、絵を描くこと、本を読むこと…。
「ここにいるとホッとするな」と感じるものは、心にとって大切な居場所です。

そして、「今の自分はダメ」と思ったときこそ、自分にこう言ってあげてください。
「それでも大丈夫」「これでいいんだよ」

心理学ではこれを「自己受容」といいます。
がんばれない日も、何もできない時間も、あなたの一部です。
「できないからダメ」ではなく、「今はそういう時期なんだ」と受けとめてあげることが、少しずつ心を回復させてくれます。

また、「自己肯定感」という言葉もありますが、これは「すごいことを成しとげたから自信が持てる」ものではありません。
「できても、できなくても、自分には価値がある」と思える気持ちのことです。

朝、起きられただけでもすごいこと。
顔を洗えた、部屋から出られた、少し笑えた。
そんな小さなことに気づけたら、それだけで一歩前に進んでいるということです。

あなたは今、ちゃんと生きています。
がんばれない日も、生きているだけで意味がある。
そのことを、どうか忘れないでください。

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