無理強いせずに子どもの変化を待ってみようと
考えを変えることができた
学校に行かない期間は、中1から中2の約1年10カ月でした。1年生のときにクラスメイトとトラブルがあり、学校側から一方的に悪者扱いされたことが原因だと感じています。
そのころの本人は、テレビやネット、ゲームをして過ごしていました。私は学校に行けるようなってほしい、友達と思い出を作ってほしいと思っていて、不安を感じたときは誰かに話していました。学校に行けと言ったり、なぜ学校に行かないのかと問い詰めることをしなければよかったと思っています。
フリースクールを見学しに行ったことがきっかけで、再び学校に気持ちが向いてくれたことが子どもの変化として印象に残っています。 私自身は、当初は無理にでも学校に行かせようと思っていましたが、ある時期から、無理強いせずに子どもの変化を待ってみようと考えを変えられたことが変化かなと感じています。
大きな回り道をしたけれど、この経験が今後の人生の糧となってくれることを願っています。
子どもは子どもなりに悩んでいます。親としての心配もあるでしょうが、まずは黙って話を聞いてあげてください。少しずつでも気持ちを語ってくれるはずです。時間はかかりますが子どもさんと一緒に進んであげてください。