【池袋校】色が広がる不思議なアート体験 ―マーブリングでポストカードづくり―

色が広がる不思議なアート体験
―マーブリングでポストカードづくり―

東京大志学園では、学校に行きづらさを感じている子どもたちが安心して過ごしながら、自分のペースで活動に参加できる環境づくりを大切にしています。池袋にあるフリースクールで、内閣府認定の 公益財団法人 こども教育支援財団 が運営しています。学習だけでなく、子どもたちが「やってみたい」「楽しい」と感じられる体験を大切にしながら、さまざまな活動を行っています。
今回の美術の時間では、「マーブリング」という技法を使ったポストカードづくりを行いました。マーブリングとは、水の上に絵の具を落として模様を作り、その模様を紙に写し取るアートの技法です。水面に広がる色が混ざり合い、世界に一つだけの模様が生まれるのが特徴です。
まずは、水を入れたトレーの中に専用の絵の具を少しずつ落としていきます。すると、水の上に色がふわっと広がり、丸い形や波のような模様ができていきます。そこに細い棒を使って線を描くと、色がゆっくりと動きながら、マーブル模様のような不思議なデザインが生まれます。
模様ができたところで、ポストカードサイズの紙をそっと水面に置きます。数秒待ってから紙を持ち上げると、水面の模様がそのまま紙に写し取られ、美しいマーブル模様のカードが完成します。同じ模様は二度と作れないため、一枚一枚がオリジナルの作品になります。
子どもたちは、水の上で広がる色の変化に興味津々の様子でした。「この色とこの色を混ぜてみようかな」「線を引いたらどうなるかな」と試しながら、思い思いの作品を作っていきます。紙を持ち上げた瞬間に模様が現れると、「わあ、きれい!」「すごい模様になった!」と驚きの声が上がりました。
美術活動には、自由に表現できるという大きな魅力があります。マーブリングは特に「正解」がなく、偶然生まれる模様も楽しむことができるアートです。そのため、絵を描くことに苦手意識がある子どもでも、気軽に参加しやすい活動です。

また、アート活動は心を落ち着かせる効果があるともいわれています。色を選び、水面に広がる模様を眺めながら作業をする時間は、自然と集中し、気持ちをリラックスさせる時間にもなります。こうした制作の時間は、気分転換やストレスの軽減につながると考えられています。
さらに、作品が完成したときには「できた」という達成感を感じることができます。自分の手で作った作品を手に取ることで、「こんなきれいな模様ができた」「自分にもできた」という気持ちが生まれます。こうした小さな成功体験は、子どもたちの自信につながっていきます。
完成したポストカードを並べてみると、同じ材料を使っていても、模様や色合いはそれぞれ違います。青や緑を中心にした涼しげなカード、カラフルな色が混ざり合ったにぎやかなカードなど、一人一人の個性が表れた作品が並びました。教室のテーブルの上には、まるで小さなアートギャラリーのような光景が広がります。
子どもたちからは、こんな感想も聞こえてきました。
「水の上で色が広がるのがおもしろかった」
「思ったよりきれいな模様になってびっくりした」
「同じ模様ができないところが楽しい」
「友だちのカードもすごくきれいだった」
「また違う色で作ってみたい」
こうした「やってみたら楽しかった」という経験は、新しいことに挑戦する気持ちにもつながっていきます。
東京大志学園では、こうした制作活動を通して、子どもたちが安心して自分を表現できる時間を大切にしています。完成したポストカードは、部屋に飾ったり、家族へのメッセージカードとして使ったりすることもできます。
自分の手で作った作品が形として残ることは、子どもたちにとって大切な思い出になります。これからも東京大志学園では、子どもたちが楽しみながら取り組める活動を通して、安心できる時間を大切にしていきます。

