【オンライン】オンラインでも楽しめる制作の時間 ―自宅で取り組むビーズアクセサリーづくり―

オンラインでも楽しめる制作の時間
―自宅で取り組むビーズアクセサリーづくり―

東京大志学園では、学校に行きづらさを感じている子どもたちが、自分のペースで学びや活動に参加できる環境づくりを大切にしています。池袋にあるフリースクールで、内閣府認定の 公益財団法人 こども教育支援財団 が運営しています。通学だけでなく、自宅から参加できるオンラインの学びの機会もあり、その一つが「ファーストステッププラン(オンライン)」です。
ファーストステッププランでは、自宅にいながら授業に参加できるため、「まずは家から少しずつ学びに関わりたい」という子どもたちにも参加しやすい環境が整えられています。オンラインであっても、子どもたちが楽しく参加できるよう、さまざまな活動が工夫されています。
今回のオンライン授業では、ビーズを使ったアクセサリーづくりに取り組みました。事前に必要な材料を自宅へ郵送し、授業の時間に合わせて制作を進めていきます。小さなビーズや糸、アクセサリーパーツなどがセットになって届くため、準備もスムーズです。
授業が始まると、画面越しに作り方を確認しながら、子どもたちはそれぞれのペースで作業を進めていきます。ビーズを糸に通したり、色の並びを考えたりしながら、少しずつ形が出来上がっていきます。
「この色を並べたらきれいかな」
「もう少しビーズを増やしてみようかな」
と、画面の前で試しながら作る時間は、オンラインでも集中できる落ち着いた時間になります。
ビーズ制作の魅力は、細かな作業を積み重ねながら作品を完成させていくところにあります。小さなビーズを一つずつ通していくことで、少しずつ形ができていき、最後には自分だけのアクセサリーが完成します。
完成した作品は、画面共有やカメラを通して紹介する時間もあります。色の組み合わせやデザインは一人ひとり違い、カラフルなブレスレットやかわいいチャームなど、さまざまな作品が出来上がりました。オンラインでも、作品を見せ合うことで「こんな作り方もあるんだ」と新しい発見が生まれることもあります。
こうした制作活動には、楽しさだけでなく、子どもたちの成長を支える要素も含まれています。手を動かして細かな作業に取り組むことは、集中力を高めたり、気持ちを落ち着かせたりする時間にもなります。
実は、こうした「作業を通した活動」は、作業療法の分野でも大切にされている考え方の一つです。ものづくりや手作業に取り組むことで、心身の安定や達成感を得ることができるといわれています。子どもたちが夢中になってビーズを並べていく姿の中にも、こうした要素が自然と含まれています。
また、作品が完成したときには、「できた」という達成感を感じることができます。自分の手で作ったアクセサリーを見ることで、「自分にもできた」という実感が生まれます。こうした小さな成功体験は、自信につながる大切な経験になります。
子どもたちからは、こんな感想も聞こえてきました。
「ビーズを並べるのが楽しかった」
「家で作れるのがうれしかった」
「思ったよりきれいにできた」
「また違う色でも作ってみたい」
オンラインの授業でも、こうした制作活動を通して、子どもたちが安心して参加できる時間が生まれています。自宅という落ち着いた環境の中で、自分のペースで取り組めることも、オンラインならではの良さです。
東京大志学園のファーストステッププランでは、オンラインでも子どもたちが楽しみながら参加できる活動を大切にしています。制作活動の時間を通して、自分の手で何かを作る喜びや、仲間と作品を共有する楽しさをこれからも広げていきたいと考えています。

