【保護者向けコラム】メンタルサポーターからのメッセージ~誰かの居場所となれるように~

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居て良いのだと思ってもらえるように

私は、「居場所がある」ということをとても大切なことだと思っています。そう思う理由は、私の過去の体験に基づきます。

私は、中学1年生の夏休みから不登校になりました。不登校になり、家で過ごす時間が殆どとなった私は、「居場所のなさ」を感じていました。家にいることを誰かに咎められていたわけではありません。学校に登校できなくなった当初こそ、家族と喧嘩をしていましたが、1ヶ月も経つ頃には、私が学校に行けないのだということを理解してくれていて、家にいることに何を言ってくることもありませんでした。ですが、それでも私はどこか居心地の悪さを感じていました。私にとって、家は居て良い場所でなかったのです。同年代の皆は、学校に行っているのに、自分は家でただ過ごしていることが、私には許しがたいことでした。学校には行けない、しかし学校以外の場所にいることが苦しい。私はそんな状況でした。

それが変わったきっかけは、2年生になり東京大志学園に通い始めたことです。ボランティアさんや先生、同年齢の友人と少しずつ人と関わり始めました。ずっとしていなかった勉強も、1からやり直していきました。諦めていた未来も、また考え始めました。そうして、私はゆっくりと前に進み始めました。


今、東京大志学園に通っている生徒たちも、私と同じような経験をしているのだと思います。これまで頑張ってきて、一度立ち止まらざるをえなくて、そうしてまた前に進もうとしています。私は、そんな生徒たちの背を押し、ゆっくりと共に進むことができる支援者を目指して、活動を行っています。

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