{保護者向けコラム】子どもの「話したくなる家庭」をつくる5つの工夫

子どもの「話したくなる家庭」をつくる5つの工夫
「学校のことを聞いても、あまり話してくれない」
「何を考えているのかわからない」
不登校の状況にある子どもを見守る保護者の方の中には、このように感じる方も多いのではないでしょうか。子どもが自分から話してくれるようになるには、安心できる家庭の雰囲気がとても大切です。ここでは、子どもが「話しても大丈夫」と感じられる家庭づくりの工夫を5つご紹介します。
① 話すことを急がない
子どもがつらい経験をしているとき、無理に話を聞こうとすると、かえって心を閉ざしてしまうことがあります。大切なのは、「いつでも聞くよ」という姿勢を伝えることです。今は話さなくても大丈夫、という安心感があると、子どもは自分のタイミングで言葉にできるようになります。
② 否定せずに受け止める
子どもが話し始めたときは、途中でアドバイスをしたり、正しい答えを示そうとしたりするよりも、まず気持ちを受け止めることが大切です。「そう感じたんだね」「つらかったね」と共感する言葉は、子どもにとって大きな安心になります。
③ 日常の小さな会話を大切にする
深い話だけが大切なわけではありません。「今日は寒いね」「このテレビおもしろいね」といった何気ない会話も、親子の距離を近づけます。こうした日常のやり取りがある家庭では、子どもも自然と話しやすくなります。
④ 親が聞き役になる時間をつくる
家庭の中で、子どもが主役になれる時間を意識的につくることも効果的です。好きなゲームの話、動画の話、趣味の話など、子どもが興味を持っていることを聞いてみましょう。大人にとっては些細な話でも、「自分の話を聞いてもらえた」という体験が信頼関係を育てます。
⑤ 子どもの存在をそのまま認める
「話してくれてありがとう」「一緒にいられてうれしいよ」といった言葉は、子どもに「自分はここにいていい」と感じさせます。心理学では、安心できる人間関係があることで子どもの心が安定し、自己肯定感が育つと考えられています。
なかなか一人でこれらを行う事にはハードルを感じられるかもしれないですね。そんな時にはオンラインのコーチングやカウンセリングをうまく活用するのも手です。東京大志学園では保護者様向けのオンライン相談プランを準備しております。定期的に家族以外の方とお子さまとのかかわり方について整理し、一緒に現状の整理を行うことができるようになっています。
子どもが話してくれるようになるまでには、時間がかかることもあります。しかし、家庭が安心できる場所であり続けることで、子どもは少しずつ心を開いていきます。特別なことをする必要はありません。日々の関わりの中で「あなたのことを大切に思っている」という気持ちが伝わることが、何よりも大きな支えになるのです。
参考資料
文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
国立教育政策研究所「児童生徒の自己肯定感に関する研究」
https://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/jikokouteikan.pdf
