【生徒向けメッセージ】自己受容とは?「今の自分でも大丈夫」と思える力

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自己受容とは?「今の自分でも大丈夫」と思える力

「どうして自分はうまくできないんだろう」
「みんなは普通にできているのに…」

そんなふうに、自分のことを責めてしまうことはありませんか。学校に行けないときや、思うようにいかないとき、人はどうしても「ダメな自分」を見つけてしまいがちです。でも、そんなときこそ知ってほしい言葉があります。それが自己受容(じこじゅよう)です。

自己受容とは、「今の自分をそのまま認めること」を意味します。完璧な自分になることでも、何でもできるようになることでもありません。うまくいかないところも、できないことがある自分も、「それでも大丈夫」と受け止めることです。

人は、自分を否定し続けていると、とても疲れてしまいます。「もっとできなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」と思い続けると、心がどんどん苦しくなってしまうのです。心理学では、自分を受け入れることが心の回復につながると考えられています。まずは「今の自分」を認めることで、人は少しずつ前に進む力を取り戻していきます。

たとえば、こんなふうに考えてみてください。
「今日は外に出られなかった。でも、昨日より少し元気かもしれない」
「学校には行けていないけれど、好きなことを考える時間があった」

小さなことでも、自分の状態をそのまま認めることが大切です。自己受容は、「できることだけを見る」という意味ではありません。つらい気持ちも、悩んでいる自分も、「そう感じているんだね」と認めてあげることです。

大人になっても失敗することは多々あります。周りに迷惑をかけてしまった自信がなくなることもしばしばです。その時に、できたことをしっかり認めて受け止められる落ち込みすぎないですみます。この力は何歳になっても必要です。

そして、もう一つ覚えておいてほしいことがあります。それは、人の価値は「できることの数」で決まるわけではないということです。勉強が得意な人もいれば、やさしい言葉をかけるのが上手な人もいます。ものづくりが好きな人、動物が好きな人、人の話をじっくり聞ける人もいます。人にはそれぞれ違う良さがあります。

自分にできること、できないことがあってもいいんです。

今はまだ、自分の良さが見つかっていないだけかもしれません。でも、焦らなくて大丈夫です。自分を受け入れることができると、少しずつ心に余裕が生まれ、「自分には何ができるだろう」と考える力が戻ってきます。

もし今、「こんな自分じゃダメだ」と思ってしまう日があっても大丈夫です。そんなときは、心の中でこう言ってみてください。


「今の自分でも大丈夫」

その言葉は、あなたが自分自身と仲直りするための大切な一歩になります。そして、自分を受け入れられるようになったとき、あなたの世界は少しずつ広がっていきます。

あなたは、あなたのままで大切な存在です。

参考資料
厚生労働省 e-ヘルスネット「自己肯定感」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-004.html

文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

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