No.32「必死に通った中で生きる意欲を取り戻した息子」

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Kさま

悩みの核は辛いときには解決できない

小学3年生の4月ころから学校を休みはじめ、兄が教育連携しているクラーク高校に通っていたため東京大志学園を知り、3年生がおわるころ見学に行きました。息子には「不登校の子が行けて学校に行ったのと同等に扱ってもらえる。人数の少ない教室だし、兄も上階に通っていて先生が話をよく聞いてくれる。うちから地下鉄一本で行けるよ」と誘い、見に行くだけなら…としぶしぶついて来たことを覚えています。本人と先生、友達との距離が近く、不安定ながらも前に踏み出せた気がしました。先パイのサポートが温かかく、今でも連絡して遊んだり、本人の成長を喜んでくれたりとありがたかったです。
もう好きな人が誰もいない世の中になってしまった子が、友達を見つけること、役割を見つけられたこと、必死に通った中で生きる意欲を取り戻せたことが息子に合っていたのだと感じています。子どもが学校に行かなくてもいいんだ。自分は大志の生徒だし、学校に行けなくて困る気持ちが軽くなりました。
家で悩んでいるより、ほかに方法があるかもしれません。自分らしい居場所がほかにあるかもしれません。悩みの核は辛いときには解決できないように感じます。まず笑えるようになってから考えてもいいんじゃないかと思います。

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