Kさま
長い人生の立ち止まり 歩き出す準備の期間
息子は中学1年生の5月ころから学校を休みはじめ、3年生の秋に進学先の候補としてクラーク高校のオープンキャンパスに参加しました。その際在校生から「東京大志学園というフリースクールがある。自分も通っていた」という話を聞き、初めて知りました。見学に誘うとき「まず学校に慣れてみよう。学校の雰囲気を取り戻せるかも」と息子に声をかけたことを覚えています。「通ってみようかな…毎日は無理やけど…」と不安そうでありながらも一歩を踏み出そうとしていました。
教室が明るい雰囲気で良かったこと、先生が親切で強制されるようなことがなかったことが通う決め手となりました。自分のぺ―スで通学できたことや、受ける授業を選択できたこと、校外学習で大好きな魚や自然に触れられたことも息子に合っていたようです。高校進学まで3カ月通いました。
不登校は決してマイナスではない、長い人生の立ち止まりであるだけ。歩き出す準備の期間だと思います。