【生徒向けメッセージ】少しだけ、歩いてみようと思えたら

「まだまだ自信がない」
「どうしても動けない日が続く」
そう感じること、ありますよね。
でも、どんなに小さなことでも、
「できた」と思えることがあれば、それは大きな一歩です。
心理学には「スモールステップ」という考え方があります。
これは、大きな目標に向かって一気に進もうとするのではなく、
小さな目標をひとつずつクリアしていくことで、自信を積み重ねる方法です。
たとえば、朝ベッドから起き上がること。
顔を洗うこと。
犬と散歩したこと。
好きな曲を聴くこと。
どんなに些細に見えることも、
「できた!」と思うたびに、あなたの心は少しずつ強くなっています。
そして、「自己効力感」という言葉があります。
これは、「自分にはできる力がある」という気持ちのこと。
小さな成功体験が積み重なると、この自己効力感が育ち、
もっと大きなことにもチャレンジできるようになるのです。
もしできたことがわからないときは、紙やノートに「できたことリスト」を作ってみてください。
たとえ「今日は起きられた」「好きなマンガを読んだ」など、ほんの少しのことでも書き出す。
毎日少しずつ、自分をほめる習慣をつけると、
「自分はできる」と感じられるようになっていきます。
「まだ歩けない」と感じる日もあるかもしれません。
でも、歩き始める準備は、もう始まっています。
あなたが今感じている気持ちを大切にしながら、
少しだけ前に進もうと思えたら、それはとても素晴らしいことです。
あなたの歩みは、必ず未来につながっています。
どうか、その一歩を信じてください。
そしてその先に、新しい出会いがありますように。